かまりう(湯河原)

  • 生春巻き(アジ、水菜、レタス、タマネギ)
  • タケノコ刺身、蕗味噌
  • ホタテとカイワレの春巻てんぷら、コールスロードレッシング
  • ソフトクラブシェル唐揚げ
  • 椎茸のしんじょ揚げ
  • 牡蠣の卯ノ花の卵&海苔巻
  • サバときゅうりの太巻き
  • ポトフ(豚バラ、トマト、タマネギ)
  • 牡蠣とアボカドソース
  • 下仁田ねぎとアンコウの鍋
  • ソバとしんじょの湯葉

全てが美味しい。定番の生春巻きはいつもながら美味。このゴマドレッシングは、何度食べても組成が不明。タケノコの刺身…こんな柔らかくて香りがよいタケノコは初めて。エグミなんて全くない。一般に流通しているアレは、タケノコと言う名の別の食べ物ですか?フキ味噌は香り高く、葉がまだ新鮮なので自家製かも。ホタテは半生で火の通り具合が絶妙。カニの唐揚げは殻があることを意識しないほど柔らかい。椎茸もジューシーでしんじょとの相性最高。牡蠣をまん中に巻き込んだ卯の花には、こんなにも合うものなのかと驚愕。太巻きも、ちっとも腹に重くなく、いくらでも食べられそう。ポトフは豚バラの煮こみ加減に脱帽し、このタマネギとトマトを再び食べられたことに感謝。目の前で仕込んでいたアボカドソースの材料は、アボカド、ワサビと、なんと市販のチューブ酢味噌。ところが、何かで締めたらしい牡蠣と、このソースの柔らかさがちょうど同じで、口の中でいっしょにとろけて目眩がするほど美味しい。アンコウ鍋も、出汁は市販のスティック粉末出汁。これに目分量の醤油とパック酒を注ぐとあら不思議…何の魔法ですか?ソバとしんじょの湯葉巻も、腹一杯のところに出てきたのに、むさぼるように食べてしまった。これで4000円。一万円出しても食べられませんよ普通…。持ち込んだ「ミッシェル・リンチ2002」の白は、香りは甘いけど辛口。料理とよく合って満足。
いつも気になる衛生面は、今回は比較的まともに思えた。…1.5kgのヒラメが大暴れして水浸しになった以外は(^^;

奇跡の腕をもつオヤジさんだけど、居合わせた常連客によれば「肺気腫」なんだそうだ。昨日も救急車で運ばれたとか。お店にいってもなかなか出て来ないし、顔色がえらい悪いので何ごとかと思ったら、そういうことですか…。『若が来るって言うから店を開けた』だなんて、申し訳ない限り。オヤジさん、どうか体をいたわって下さい。

常連さんや、ここを読んでお店を訪れようという方。もしこれを見ていたら、オヤジさんの前でタバコを吸うのは止めてあげてください。オヤジさんが自分で吸うのは仕方ないとしても、まわりが副流煙で病状を加速させちゃぁいけません。どうぞよろしくお願いします。