D&D3版コンベンション

筑波大囲碁部のS方君とホビー・ジャパン主催のD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)3版のコンベンションへ。
http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/
今回は新ワールド設定集、といっても旧来のAD&Dプレイヤーにはおなじみの「フォーゴトン・レルム
の日本語版発売記念。
D&DというのはRPGの一つで、LotR(映画「ロード・オブ・ザ・リング」)やドラクエみたいな冒険をコンピューターを使わずに行うもの*1。S方君はコンシューマーのゲーム会社に就職を希望しており現在面接進行中。RPGにも興味をもっていたので今回誘ってみた。


僕は前衛で戦うクラスを希望していたので、3LVキャラクター自作であればバーバリアン2/ファイター1をやろうと思っていたけど、今回は作成済みキャラクターだった。なんと同卓にサークル・レインボー*2のBM氏がいた(驚)ので、氏にHFO(Human Fighter Otoko)を譲り、僕はDFO(Dwarf Fighter Otoko)を選択。他は聖騎士、僧侶、盗賊、エルフ魔法使いというパーティになった*3


フォーゴトン・レルムに対応とはいえ、シナリオは非常にシンプル。オークに襲われている辺境の村に赴き、オーク軍を騎士団が押さえている間に裏からアジトに潜入して人質を解放、黒幕を倒すというもの。
プレイヤーの攻撃時の出目が悪かったものの、致命的な場面での魔法の回避はほぼ成功したため、それほどの危機はなくミッション成功。入り口の見張りを「スリープ」の魔法で眠らせて守備隊に不意打ちをかまし、人質を拷問するオーガーも瞬殺。黒幕を倒して影世界への次元門を封鎖した。


前回参加したのが日本語版発売記念だったから、2年ぶりくらいになるのだろうか?Clericなら上級職も含めて11LVまでやったことあるけど、前衛での戦闘は久しぶりだったのでかなり戸惑ってしまった。プレイヤーズハンドブックも日本語版を貸していたので英語版。こちらの方で慣れているとはいえ、後衛で使わないルールはあまり読んでいないし、検索性はやはり落ちる。結果、ロールプレイまで頭が回らず、ドワーフには見えないただの“小太りの人間”に…


今回印象に残ったのはなんと言ってもBM氏のプレイ。
中盤、僕の操るドワーフ戦士は、部屋に飛び込んだはいいが、入り口で足留めされ、周りを囲まれた。組み付いてきたので一体を機会攻撃*4で潰したら、空いたスペースに入って来たオークに組み付かれてしまう*5

 ○○○
壁壁○壁壁
 ●×●
 ● ●

こんな感じ。○が味方、●がオーク、×がオークに組み付かれたmyキャラ。ちょうど通路を塞いでいて仲間から援護を受けづらいし、敵からは挟撃され放題。
大変にピ〜ンチな場面だけど、ここでHFOの中のHFOであるBM氏は、組み付いたオークを一撃で屠った後、機会攻撃をものともせずに強引に敵の間を突破。機会攻撃を4回分誘発し、うち一撃を受けつつも敵の後方へ移動。通常、機会攻撃は1ラウンドに1回しか行えないため、このラウンドの間、残りのメンバーは安全に敵の間をすり抜けて後方へ移動。こうして戦況は劇的に好転した。
他の職業と比べて弱いだの、特徴がないだの蔑まれる戦士だけど、(序盤の)攻撃力、防御力はトップクラスなので、全ては活用次第という好例だった。


終了後、S方君は有り金を叩いてフォーゴトン・レルムワールドガイドを購入。『自分の嗅覚がこれを買えと告げた』とのことだけど、その勘は当たっていると思う。僕は残高が4000しかなくて購入できず。不覚。

*1:順番としてはLotRの原作「指輪物語」を元にD&Dが誕生し、D&Dを元にドラクエなどが生まれた

*2:http://www.astunia.com/~cdspe/index.php

*3:LotRのおかげで、一般向けにエルフだドワーフだというのを説明する必要がなくなった。よきかな

*4:戦闘中に近くで無防備な行動を取った相手に攻撃できる

*5:ファイアー・エムブレムでよくあったな、こんな光景