日曜に受験した、環境計量士試験の模範解答が届いたので答え合わせしてみた。
この資格は、環境分析の結果が客観的に正しいことを証明するためのもの。合格率は例年1割くらいで、合格すると手当てが付く壊斜も多い(うちはなにもないけど)


科目 正答/問題数
環境計量に関する基礎知識(環化) 16/25
化学分析概論及び濃度の計量(環濃) 12/25
計量関係法規(法規) 20/25
計量管理概論(概論) 19/25


「環化」:環境に関わる法律(環境基本法水質汚濁防止法大気汚染防止法)及び、大学の有機無機物理化学の初歩。計算問題なら高校生でも解ける。納得いかない問題もあるけど、まぁこんなもんか。
「環濃」:JISで定められた環境分析の知識を問われる。知らなければ全く解けない…というより、知らなくては環境分析なんてできない重要な科目だけど、如何せん範囲が広く、普段から実務でカバーしている人でないとなかなか網羅できない。毎年一番のネックで、去年は7点なんて酷い点を出した。今年も答え合わせをしていたら、最初の10問で正解が1問しかなくて真っ青に。設問をよく読めば知らなくても解ける問題を落としていたり、「誤っているのはどれか」でうっかり正しいのをマークしてしまったりと、初歩的なミスで2問落としたのも痛すぎる。結局は、大学の時にやっていたフレーム原子吸光分析と、今やっているガスクロマトグラフ質量分析の経験に救われた感じ。でもダイオキシン分析の問題間違えてるし(死)
「法規」:計量法の知識を問われる。出題範囲は限定されているので、過去問を2年分見ておけば大抵解ける。ただ、国際計量単位の問題は毎年クセ者。
「概論」:製造工程や、分析の精度の管理に関する問題。パターンは決まっているのでこれも過去問を2年分でなんとかなる。文章から常識的に判断できる問題も多い。難問もあるけどそれは投げる(笑)


例年、「環化」「環濃」で計26問(昨年は28問)、「法規」「概論」で計30問あたりが足切りライン。これなら合格かな。やれやれ。