温泉旅行

定年退職した両親を労うため、熱海へ一泊旅行。宿泊したのは来宮駅から10分くらいの山の中腹にある「連月荘」というひなびた旅館。なんでも谷崎潤一郎ゆかりの宿らしい。
昭和初期に建てられた数寄屋造りで、床の間や透かし彫りの欄間、濡れ縁や庭園を備えた作りでなかなか風情がある。明治に建てられた母方の実家（今は無い）を思い出して少し懐かしかった。
今回泊まった離れの部屋は16畳+四畳半と、ちょっとした合宿に使えそうなくらい広い。道路に面してはいるが周囲は静かでこれといった物もなく、川の水音がするくらいで執筆などにもいい環境。実際、作家や映画監督が缶詰めになることも多いらしく、井筒某氏も訪れたとか。
食事は全て部屋に運んでもらえる。量が多くてとにかく美味しい。
風呂は内風呂に温泉をひいており、24時間入り放題。湯舟は広くはないが手足は伸ばせる。泉質は食塩泉。入浴後しばらく経ってもぽっかぽか。
一応難点も記す。衛生面はあまり気を使っていない様子で、ゴミ箱には先客のゴミが残っており、備え付けの歯ブラシは台風による雨漏りで水浸し。布団は妙にかび臭くて湿っぽかった。あと、庭には池があるので夏は蚊が多そう。温泉は流し湯がないので塩分がちょっとべた付く。


とはいえ、これで一人あたり税サ込み10000円+入湯税150円は超破格。衛生面が気にならなければ超絶オススメの宿。あ、お手洗いは洋式のウォシュレット装備で無料TVもあります。念のため。
http://www.atamispa.com/syukuhaku/sisetu/rengetuso/rengetuso.html


そうそう、部屋に「アタミステリー紀行」という懸賞付きミステリーが置いてあった。挑戦してみたけど、強引に字数を詰めたみたいな文で読みにくい。答えは薄々とはわかるんだけど、本当にこれだけの情報で論理的に説明できるの？pdfで読めるのでよかったら挑戦してみてください。
http://www.city.atami.shizuoka.jp/event/c_mistery2004.html